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冠岩(大鍾乳洞)

漓江下りの途中、下船して鍾乳洞のある冠岩に立ち寄りました。

冠岩は桂林市の南29km草坪郷にある山の形が帝王の紫金の冠に似ている岩です。
岩の下には三層に分かれた全長12kmの鍾乳洞があり、地下川も流れています。

洞窟にはミニ鉄道やボート、観光エレベーターまであり、、カルスト(*印)が作り上げた
奇観を気軽に楽しむことが出来るようになっています。
洞内は綺麗にライトアップされています。
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貝殻の化石が見られ、水中にあった証拠です。100m以上も隆起したものとみられ
驚くばかりです。
およそ3億年前、海底の石灰岩層が隆起したとあります。
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外に出るとこんな景観です
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洞窟内にあるエレベーターです。
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ボートに乗り移るところです。手前の女性は現地のガイドさんです。
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売店まであります。
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出口です
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(*印)
カルスト地形(カルストちけい、独: Karst)とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で
構成された大地が雨水などによって溶食されてできた地形である。
岩石はごく微量であるが水に溶解するが、その溶解性は岩石の化学構造によって大きく
異なる。石灰岩は炭酸カルシウムで出来ており、他の岩石に比べて水に対する溶解性が
高い。そこで水流によって削り取られる(侵食)よりも、岩が少しずつ水に溶けて(溶食)
特異な地形を形成する。この特徴的な地形をカルスト地形と呼んでいる。

日本の代表的なもので、山口県秋芳台、福岡県の平尾台があります。

by itsalon | 2007-09-29 16:51 | 風景  

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